mom.entパートナーインタビュー vol.01 宮崎純子さん
mom.entには、正社員に限らず様々な関わり方をしてくれている方々がいます。
いつもはメンバーの日常をお送りしているBlogページですが、
この場を借りてそんな仲間たち(パートナーと呼んでいます)のことをご紹介していきたいなと思います。
今回は、フリーランスと両立しつつ新しくmom.entのパートナーに加わってくれた
宮崎純子さんをインタビュー形式でご紹介します!
信頼できるスキルと、ほっこり穏やかな人柄が魅力的な女性です。
–まずはじめに、宮崎さん自身のことを教えてください。
えっと、なんだか照れますねこういうの笑。
宮崎純子です。グラフィックデザイナーです。5歳と2歳の息子がいます。
長男を妊娠するまでは、インハウスデザイナーとして出版社やキッチンウェアブランドで働いていました。
大好きな商品に関われて毎日充実していたのですが、
多忙だったせいかなかなか子どもを授かることができず…どうしても母になりたかったので退職を決意しました。
それから約6年間、フリーランスデザイナーとして
広告デザイン、店舗ロゴ、名刺、パンフレット等のデザインをお手伝いしています。
好きなものは雑貨やインテリア全般です。
ちなみに退職した直後に妊娠していることが分かって、人生って不思議なものだなと笑。
でも会社員時代のつながりのおかげでデザイナーを続けてこられたので、人とのご縁を大切にしようと常々思っています。
現在mom.entには案件ベースで参画していて、フリーランスと両立しています。
打合せがあるときやメンバーと話したいときはオフィスに出社したり、
集中したいときは自宅で作業したり。状況に合わせて選んでいます。
–mom.entとの出会い、第一印象はどうでしたか?
mom.entを知ったきっかけは、ご近所に住んでいるママ友からの紹介でした。
初めの印象は「そんな会社が存在するのか!?」と驚きましたね。
デザイナーってどうしても長時間働いているイメージがあって、
それなのにママだけでデザイン会社を成立させるなんてことが可能なのかと。
ちょうど自分自身も「子どもたちが小さい間はなるべく一緒に過ごしたいけれど、仕事ももっとチャレンジしたい…」と悩んでいたんです。
周りのママ友は専業ママかバリキャリママが多くて、なんだか自分が中途半端なように思えていたし、いつかはまたチームで働ける環境に所属したいという思いもずっとありました。
はじめにマネージャーの中庭さんと面談したとき、一人ひとりの働き方を尊重する姿勢に共感しました。
フリーランスと両立しているメンバーもいると聞いて、だったら私もとフリーランスも継続しつつパートナーになることを決めました。
–パートナーメンバーになってから、印象は変わりましたか?
変わりましたよ、たくさん!笑
まず業務面では、個人で動くフリーランスと違ってチームで連携する面白さがあります。
日々の打合せやプレゼンでも、他の方の仕事の進め方や発言の仕方など、ひとつひとつが刺激になります。
あとは、信頼関係のあるクライアントと計画性のあるスケジュールが組まれていることはありがたいですね。
それ以外の部分では、想像以上にmom.entのメンバーは個性的でした笑。
本当のことを言うと、はじめは女性だけの組織ということに少し緊張していたんですが、何度も会ううちにその心配はなくなっていきました。
空気に合わせて柔軟に発言をコントロールできるプロデューサーや、ハードな場面でも自身の意見をしっかり伝えつつクライアントをリラックスさせる一言が添えられるアートディレクターなど、それぞれのスタイルから学ぶものも多いです。
それから、私がいちばんmom.entらしいなと思うのは、「自分はどう働きたいのか?mom.entはこれからどうあるべきか?」という言葉が頻繁に飛び交っていること。
初めて面談をしたときから何回も耳にしていて、mom.entのキーワードのひとつだと感じます。
会社としてのVALUE(大切にする価値観)でも「ともに働く仲間の人生を尊重する」と宣言していて、これまで私が所属してきた組織にはなかった価値観ですし、大きな魅力です。
–これからについて、思い描いていることはありますか?
せっかくのご縁なので、これからのmom.entのチャレンジと成長の一助になりたいです。
そのためにも、私のようにパートナーとしてゆるやかに関わる人がもっと増えたらいいなと思います。
案件の幅も広がるだろうし、助け合える関係を広げたい。
そして実は、四国にある実家が営む木材加工業を守りたいという気持ちも密かに温めています。
加工工程で大量に出る端材を使った雑貨や、木材を使ったオリジナルブランドをつくりたいなと考えています。
先日、世界最高齢の現役ヨガインストラクター Tao Porchon-Lynchさんの記事を読んだんです。
毎朝太陽の光を浴びながら新しい可能性を信じ、「今日もまた最高の日になる」と自分にアドバイスをして、沈んだ気持ちで1日をはじめないことをモットーにしているそう。
100歳になっても好きなことを生業にして、自分の新しい可能性を信じている姿勢に感銘を受けました。
私もこうなりたいなって。リタイアという概念はなくて、最期までポジティブに働きながら年を重ねていく。
私も母親として、息子たちが何かを感じ取ってくれるような生き方ができたらな、と思います。
–デザインへの真摯な思いと、家族への愛情が随所で感じられるインタビューでした。
日本文化にも幅広く関心があるという宮崎さん、
このあと書道や俳句、茶道についてのこぼれ話をたくさん聞かせてくれました。
その話は、いつかまたの機会に…。
両国にある「喫茶ランドリー」にて。